おすすめの小型スピーカーは?
プロローグ
昭和の時代には沢山の小型大型スピーカーが存在しました。
パソコンなどのニューアイテムが登場したり、バブルが崩壊してオーディオメーカーが
新製品開発に消極的になり、次第にアナログオーディオは衰退していきます。
特に小型スピーカーなどは比較的価格が安く、使い捨て感が強く、
消耗品的に個体数を減らしていきます。
国産小型スピーカーはコンポのセット品も多く、単品物と混在していて
一見ではわかりません。
それらは予算の関係で技術を投入して作られた渾身の製品とは程遠いものでした。
そんな中でも、単品小型スピーカーを現在も作り続けているメーカーがあります。
JBL 聞いたことがある、ロゴを見たことあるという方は多いはずです。
このJBLの小型スピーカーシリーズについて述べたいと思います。
おすすめの小型スピーカーは?
本来こういう紹介ブログでは選択肢をいくつか取り上げて比較しながらおすすめを
導くのですが、ここでは最初から一押し一本勝負で行きます。
その小型スピーカーは34年間使い続けても期待を裏切らず未だに元気に
鳴っているからです。
このロングセラーは正に名機の証です。
そしてこのメーカーは戦後に創立してから現在も引き続きスピーカーを
作り続けているのです。
ずばり JBL Control 1 シリーズがおすすめ。
おすすめの理由
34年間使用し、3種類、5セット10本所有している筆者の経験を語ります。
まずは音質ですが非常に、クリアで歯切れがよくかつパワフルに鳴ります。
高音質です。
音量を上げても筐体がビビったり音のひずみは感じません。
※中クラス以上のアンプ使用が前提
「こんな小さなボディで良く鳴るなぁ」
というのが購入前の店頭での他機種との比較試聴時の印象です。
それ以来タイプ違いのモデルを買い足して5セットになりました。
どれも似たような鳴り方で、ハズレはなくいずれも完成度は高いと感心しています。
販売実績が高く沢山のユーザーが居ますのでメンテナンスや情報交換しやすいです。
筐体が樹脂とラバーで傷がつきにくく、縦横設置フリーですので気軽に置き場所を
変えられます。
世界での販売実績があり、今後も最新モデルが出る可能性もある。
JBL Control シリーズラインナップ
・ CONTROL 1 1986年
・ CONTROL 3 PRO 1987年
・ CONTROL 1 PLUS 1990年
・ LA 1990年
・ CONTROL 1 G 1996年
・ CONTROL 1 X 1999年
・ CONTROL 1 Xtreme 2002年
・ CONTROL 1 PRO 2007年
・ CONTROL ONE 2012年
※ リリース順
初号機 JBL Control 1
1986年初号機が登場して既に34年経ちますが、いまだにシリーズは継続しています。
1999年には販売台数100万本以上の実績を誇っています。
その後21年後の今でもJBL Controlシリーズは続いています。
筆者も初号機をその年度に新品購入して現在も使っています。
一度エッジの張替えを行えば延命できて故障知らずです。
特徴的な形状
一般的にスピーカーというと木材で組み立てたという印象が強いですが、
このJBL Controlシリーズは、成型された角の丸い樹脂ボックスの角にゴムを貼り、
丸みを帯びた作りになっています。
これは、強度の弱い家具やキャビネットに設置しても共振してスピーカー本体が
ビビったりするのを防ぐ効果があります。
落下した場合でも角が丸いので床を傷つけたりするのを防ぎます。
設置については天井や壁吊り、棚に置いたりと想定される全ての方法に
対応しているため、サランネット(メッシュカバー)のJBLのロゴが自由に向きを
変えられる仕組みになっています。
中々ニクイ拘りです。
まとめ
JBL CONTROL シリーズをおすすめしましたが、
沢山のモデルがあり全てが名機ですが結局どれなの?
現世代か少し前の
・ JBL CONTROL 1Xtreme
・ CONTROL1 PRO
・ CONTROL ONE
辺りで新品で購入できるものが良いです。
DIYが得意でしたら、エッジ破損の旧モデルならオークション等で1万円以下で
手に入るはずです。
エッジの張替えは自転車のパンク修理+アルファ程度でできます。
既にエッジ切り替え済みのモデルもよく見かけます。
避けるべきポイント
・ コンポのセット品は絶対に買わない。
・ パワーアンプ内蔵タイプは買わない。